経済を上手に回す5つの要素とは?
■ 経済を上手に回す5つの要素とは?
引き続き、こちらの本からの紹介です。
■ 経済システムの5大要素 ■
①インセンティブ
②リアルタイム
③不確実性
④ヒエラルキー
⑤コミュニケーション
①インセンティブ 報酬が明確である
参加する人に何かしらのメリットがあること。
積極的に参加したいと思えるサービスとはなにか?
特に3M(儲けたい、モテたい、認められたい)という欲求は特に強い。
②リアルタイム 時間によって変化する
参加者が、常に状況が変化するということを知っている。
人間は、変化が激しい環境では緊張感を保ちながら熱量が高い状態で活動することができる。
③不確実性 運と実力の要素がある
展開や結末がわかりきっている映画が面白くないように、わかっていたら面白くないものです。
不確実性があるからこそ、何が起こるかわからない世界で
想像力を働かせ、積極的に取り組むことができる。
④ヒエラルキー 秩序の可視化
見える指標があること。
偏差値、年収、売上、価格、順位のように数字として把握できる。
⑤コミュニケーション 参加者が交流する場がある
参加者同士のコミュニケーションの場があること。
交流しながら互いに助け合ったり議論したりする場が存在することで、
全体ひとつが共同体であると認識できるようになる。
■ 持続性をもたらす2つの要素 ■
①寿命を考慮する
永遠に機能する完璧なシステムはない。
人間にはいつか、「飽き」がくるので、新しい環境を望む。
完璧なシステムを作ろうとせず、終わりがあることを前提に考え、
別システムに参加者が移っていけるような選択肢を用意しておく。
②共同幻想が寿命を長くする
参加者全員に「同じ思想や価値観を共有させる」。
国であれば、文化や倫理。
組織であれば、理念や美学。
FBのCEOは、写真が投稿された反応がすごいことがわかり、
インスタグラムを買収していたそうな。
今や、FBは人が少なくなって、インスタに流れていますよね。
それを予測して買収していたことが、流石です。