「誤導質問(ごどうしつもん)」の使い方。
誤導質問とは、質問の前提に間違った事実を挿入することによって
自分の意図した証言を引き出そうとする質問テクニックです。
尋問などで自白させるために使うテクニックでもあります。
「あなたはなぜ、すぐ怒るのですか?」
すぐ怒ることを前提に質問しています。
「いい質問が人を動かす」の誤導質問の例
弁護士:「この商品はなぜ評判がいいのか?証人は知っていますか?」
相手の弁護士:「
異議あり!誤導質問です。この商品の評判がいいことは証明されていません!」
この質問は、「証人は知っているか?」という質問ですが、
知っている対象は、「この商品の評価がいい理由」であり、評価が良いことが前提になって組み立てられています。
証人が「はい」と答えれば、評判がいいことになる。
「いいえ」と答えても、「評判はいいが、証人は理由をしらないだけ」になる。
誤導質問は、誤った結論を導いてしまう強力なテクニックです。
自分が使う分には上手に使うといいでしょう。
ですが、自分が質問される立場の場合は、
「誤導質問」のテクニックが使われていないか注意しましょう。
営業さんの言葉には、「買うことが前提の話になっていないか?」
「契約する前提の話になっていないか?」を注意して話を聞きましょう。
■ 読むといい本 ■
この記事は【「いい質問」が人を動かす】という本に紹介されていた
内容について書きました。
メンタリストDaiGoさんの【スナップ
ジャッジメント】にも、
相手のウソを暴く方法の「リードテクニック」として紹介されていました。
FBIが被疑者に使う強力なテクニックだそうです。