TED TALKSで人気のメグジェイさんの本です。
やっと読むことができました。
文庫が出ているのでお安く手に入ります♪
セラピストのメグジェイさん。
20代のセラピーの経験から
迷える若者に向けて、いや、全世代にむけて書かれています。
よくある、「好きなことをやれ！」「楽しく生きろ！」
というメッセージではなく。
将来を考えて、行動できていますか？
大切な20代の10年をどう過ごしていますか？
浪費していませんか？というメッセージです。
私は比較的、「浪費してきた」と感じているので胸が痛い内容でした。
本は3章で作られています。
・1章【仕事】
・2章【恋愛】
・3章【脳と肉体】
1章の「仕事」の部分に書かれていた内容を紹介&まとめてみます。
■ アイデンティティ・クライシス（自己喪失）
エリク・エリクソンが作った言葉で、「自分とは何者なのか？」という問いの答えを探す。
自分探し中のことです。
■ アイデンティティ・キャピタル（自己資産）
時間をかけて身に付けた、「自分の価値を高める経験やスキル」のことです。
大人の市場に持ち込まれる資質で、仕事や人間関係、望むものを手に入れる通貨になる。
アイデンティティ・キャピタルは共存しており
クライシスを解決してから、キャピタルを築くものでもない。
自分探しをしながら、同時に社会とかかわっていく勇気をもとう。
そうすれば、より強いアイデンティティを得るでしょう。
より高い自尊心、より辛抱強く、現実的になれるでしょう。
自分というものをより明確に意識し、人生の満足度が高くなり、
ストレスコントロールがうまくなり、想像力が強まり、周りに流されることがなくなる。
つまり、望むものを手に入れることができる。
メグジェイさんのクライアント、ヘレンさんは
アイデンティティ・クライシスに陥っていましたが
セラピーを受けることによって、自分の望む人生を手に入れました。
以前はベビーシッターの仕事をしていたヘレンさん。
「少しでも履歴書に書けるようなスキルを身につけなさい」というアドバイスをした
ジェイさんでしたが、
気楽でお金のいいカフェの仕事 と アニメーション会社での雑用
の面接を受けることになっていました。
楽を選んでしまえば、ずっとそのままです。
アニメーションの会社で雑用から初めて、コネクション（人脈）やスキルを身に付けることの方が
アイデンティティ・キャピタルを築くことが出来ます。
■ まとめ
仕事を選ぶときは、スキルを手に入れられる仕事を。
金銭的な問題ではなく、将来の投資としての仕事を。
他にも、結婚・妊娠の話は痛い話でした。
「結婚相手との婚約以前の同棲はするな」という話にはかなり納得がいきました。
妊娠しやすさのピークは28歳です。35歳までにはかなり確率が低下します。
詳しく知りたい方は、本を読んでみてくださいね。
