株ノオト(株主優待ブログ)

株式投資をしている30代女です。株やお金関係の役立つ話や優待記録を。

【書評】労働2.0やりたいことして、食べていく / 中田敦彦「やりたいけどできないことをやるには?」

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中田敦彦さんの「労働2.0」2019年3月28日発刊を読んだ感想と面白かったところをシェアしていこうと思います。 Youtube中田敦彦さんの近畿大学のスピーチがとてもよかったので新刊の本も読んでみました。 近畿大学のスピーチの内容と同じことも書かれいてます。著書ではより中田さんのことを深く知ることが出来ます。

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近畿大学スピーチ「三代目J SOUL BROTHERSに、僕はなる」~PERFECT HUMAN誕生秘話~近畿大学工学部(広島キャンパス) 令和元年度入学生入学式

大ヒットした「PERFEECT HUMAN」はご存知でしょうか?  RADIO FISHというダンスボーカルユニットです。オリエンタルラジオの新しい歌ネタなのかなと最初は思いました。でも、違ったようです。

中田さんは歌もうまくないし、ダンスも踊れない。 でも、実の弟のFISH BOYさんがダンサーで、お笑いのオリエンタルラジオの相方藤森さんが歌が上手。 「自分ができないのであれば頼めばいい!」 「自分がセンターに立ちたい!」→じゃあオレのうたを歌っていれば、俺がセンターに居てもまったくおかしくない。

この思考に感激しました。 著書にも書かれていましたが中田敦彦さんは人の強みを見つける天才なのです。

■「人との違いは」はすべて才能

どんな人にも才能はあります。(P95/『労働2.0』)

差異「他の人と違うところ」は全て才能です。それは、人のダメなところも才能になりえるということです。

自分ができないことをその人はできる。だったらそれは才能です。 ダメなところでさえも使い方を変えれば、才能になります。物事はなんでも2面性を持っていますから考え方、使い方次第ですね。

◆ 自分の力を超えるには「人に頼らなければならない」

人に頼るという事は「相手の優れた点を見極められる力」が必要です。

能力は「不足」から生まれるものです。自分の弱みややりたいのにできないことに着目するのが第一歩です。

自分ではできないから、自分よりうまい人をみつけて頼ってみる。そこからがはじまりですね。

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■ アパレルブランド「幸福洗脳」高くて着づらいTシャツ

2018年10月2日「幸福洗脳」という服のアパレルブランドを立ち上げられたそうです。 幸福洗脳のコンセプトは「着づらいTシャツを作ろう」。ONLINE SHOP | 幸福洗脳 | 日本

低価格で人気なユニクロや無印には勝てない、レッドオーシャンで参入の余地がないからです。 それでは「着づらくて、高いもの」を作ろう。 おもいっきりダサい服を高い値段で売る。 値段は10,360円だったそうですが、中田さんのラジオ番組で買ってくれと宣伝したら飛ぶように売れたそうです。 よくみるとこの『労働2.0』の表紙の中田さんは【幸福洗脳】の服を着ていますね。

私は本を読んで、中田さんのアパレルブランド「幸福洗脳」のTシャツをみたとき、 「ほんとにダサ!!しまむら下町ロケットの【佃製作所】のコラボと同じくらい着れないわ!」と思いました。 日本人は漢字のTシャツとかなんかダサくて着られないと思っている人が多いと思います。 でも、ダサいのにブランドだから値段は高いというのもアリなのだなと思いました。

【Supreme(シュプリーム)】が売れるのも納得です。 台湾では「極度乾燥しなさい」という日本のビール「Super Dry」を日本語にしたアパレルブランドがかっこいいと流行っていてびっくりしました。日本人は買わないだろうけど。ちょっと、【Supreme(シュプリーム)】にも似てますしね。

「おいしいもの」はもちろん食べたい! 「めちゃくちゃまずい」ものも食べてみたいという好奇心と同じような気がします。 絶対に誰も欲しくないと自分の感覚だけで収まっててはいけない。超かっこいいのがアリなら、超ダサイのもアリなんですね。

■ 中田さんの講演会に現れた世界一周する高校生

YOUTUBEのスピーチにも話が出てきた、ある高校生。 中田さんの講演会で質問のときにサッと手をあげて、高校生とは思えない質問をなげかけ中田さんに印象づかせる。 中田さんが講演会後にエゴサーチをすると見越してブログに講演の感想をアップ。 「世界一周するために資金の支援(クラウドファウンディング)してもらっています。」 それはサイトを使用するわけではなく、直接いただいてます。とのこと。

中田さんが「支援したいんだけど」と、高校生に伝えると『東京まで取りにいきます』。 しかもヒッチハイクで。 ヒッチハイクは男女のカップルの方が成功率が高いと、しらない女性と落ちあってそのまま彼女にしてしまった。

この高校生は中田さんから支援を受けたあと、世界一周したい高校生のプレゼンで優勝して、世界一周に行ったそうです。 高校生でこの行動力。 「普通の高校生ができたんだから、みなさんにも絶対できるということを証明したい」という思いなんだそう。 とても感銘を受けました。

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■ まとめ

「労働2.0」自体は正直キングコング西野さんの本を読んでいる私からしたら物足りなかったです。 西野さんと同じようなことを言っているので、私にとって新情報がなかったからだと思います。 中田さんのやっていることも面白いし、1章2章の日本の労働の仕組みの話も面白かったです。 もちろん、中田さんが好きな人は『労働2.0』を読めばいいし、キングコング西野さんが好きな人は『新・魔法のコンパス』を読めばいいと思います。 お二方とも大学のスピーチがとてもよかったので、本を読みなれていない人はYOUTUBEに上がっている大学のスピーチ動画を見てみるといいですね。 キングコング西野さんの本が無料で読みたい方はこちら。

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【人を頼ることができる】というのはすごい能力です

「人に頼る」自分の出来ないことを認めて、相手のできること(才能)を認めて輝かせることができる。 周りの人の才能に気付いてやれる人になりたいです。

なんか、強がって人に「困っているから助けて」って言えない人がいます。 あなたが「助けて」と言えば、周りの人は必ず助けてくれます。力になってくれようとします。 中田さんの講演会に現れた高校生はまさにそうです。「やりたいことを伝えて、たすけて!」と言っています。 「助けて!」と言っていいんです。 最初からあきらめるのではなく、「助けてほしい」と言ってみましょう。

ところでまず、自分の才能は?という方はこちらの記事を参考までに。 強みを知っていることが生きる上での「強みと自信」になります。

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